6/22 コルチコトミ―手術
手術の日の朝
いよいよ、本日は、手術の日です。
以下の施術を、全部一気に実施します。
●6本の歯を抜歯(小臼歯4本と親知らず2本)
●アンカーインプラント4本埋入
●歯茎を切って歯槽骨に傷を入れるコルチコトミ―手術
家を出る前に、生きて帰れるのかな、と一抹の不安がよぎりました。
麻酔を使う為、帰りに車の運転ができない為、タクシーで駅前の高層ビルにあるクリニックへ。
こちらの歯医者さんは、駅前に先進治療用の新しい別院を持っていらっしゃって、手術はこちらで行います。
近隣県からも、患者さんがいらっしゃるようなので、駅前に作ったのかな。
マスクとタオルを持参。
手術
受付をすませ、休憩室で手術を待たせてもらっていると、ほどなく、手術室へ呼ばれました。
新しい、とてもきれいな手術室です。
初めて、手術して頂く院長さん会いました。
「ちょっと、たくさん歯を抜くけどね」と優しい雰囲気で、好印象。
手術室の中には、先生と看護婦さん達(3名ぐらい?)と麻酔医らしい女医さんがいます。
術台に横になって、心電図、血圧計、点滴を取り付けていよいよ手術開始。
「今から麻酔をしますのでウトウトするかもしません。寝ても構いませんよ」とのこと。
静脈内鎮静法という方法で点滴で麻酔をします。更に口の中には痛み止めの麻酔をしたようです。
点滴を受けて、緊張をほぐそうと深呼吸していたら、そのまま気を失いました。
グー・・・
暫くして目が覚めました。麻酔の先生の方を見るとにっこりしているので、強制的に目覚めさせられたのかも。
先生の声が聞こえてきました、「もうすぐ、終わりますからね。順調ですから。」
様子を確認してみると、最後のアンカースクリューを埋入している工程。麻酔のおかげで痛みも何も感じませんでしたが、何をやっているのかは感覚ではっきりわかります。
喉に液体が入りそうな気がして、何か言おうとしたが麻酔で口が動かず、ワーワー何か言ってしまいました。
(麻酔のせいもあったのか、何かつたない英語で喚いたような…恥ずかし。)
しばらくして、「はい、無事終わりました。」と先生の声。
手術は2時間ぐらいで無事終了しました。
思わず気持ちがハイになり、皆さんにお礼を言って待合室に戻りました。
先生にもお礼を言うと、先生から、「予定通りできました。 … あれ、血が出てますよ。」と指摘されました。
クリニックの外の廊下にあるトイレに行って、洗面台で顔を確認すると、マスクに血が滲んで、滴っています。
麻酔で感覚がないので、血が滴っているのに全く気付きませんでした。
今思えば、ビルの廊下を行きかうビジネスマンの皆様の目にはどう映ったのでしょうか…。
タクシーで帰宅
マスクを二重にして、タオルで顔を抑えながらエレベーターで下に降り、タクシーの女性ドライバーに行き先を告げようとした所、あれれ、呂律が回らない。
顔面をタオルで出血を抑えながら、「xxはで、おへはいひはふ(xxまでお願いします。)」
「えっ」、女性ドライバーさんから、完全に不審者を見る目で聞き返されました。
怖がらせないように、「ひは、はをひゅひゅつひでまふいでひゃべれないんでふ。(今、歯の手術して麻酔でしゃべれないんです。)」
何とか通じたようで、ドライバーさんも事情が分かった模様。
車内で、ゆっくり話すようにしたら会話が成立するようになり、手術の説明をしたら、
「う、うぁ、うぁ~、大変そう~。ひゃ~。」としきりにひかれてしまいました。
(そんなにひかなくても)と思いましたが、気にしない気にしない。
家にて
家に帰って、今日は栄養補給ゼリーと野菜ジュースだけで過ごしました。
麻酔が覚めてくると次第に痛みがでてきました。
口に何も入れない時は我慢できる範囲で、痛み止め無しで過ごせています。
口に物を入れると、痛みはひどいので、流動食しか食べれない感じです
「一週間後、抜糸に来てください」との事でしたが、当初の予定では、手術翌日に消毒することになっていた事に気づき、電話で問い合わせしました。
先生に確認してくれて、「状態が良いので、翌日の消毒はしなくて良いそうですよ。」とのことでした。